「老年医学(Geriatrics)」は、老化による身体的・精神的・社会的な影響を
考慮して臓器横断的に診る必要性に加えて、
介護者への介入や看取りといったところまでカバーして、
高齢者に医療を提供するために米国で体系化された学問です。
このオンラインサロンでは、受講生が老年医学を実臨床で使えるよう、高齢者に特化したアセスメント技法から、
老年症候群、ポリファーマシー、症状のコントロールなどテクニカルなトピックはもちろん、
ACPや看取りにも役立つ医療コミュニケーションといった老年医学のエッセンスを網羅し、
講義やディスカッションを行います。
1時間のオンラインサロン講義の前にその月のテーマに関して事前講義動画を公開いたします。動画を見て感じたこと、疑問に思ったことなどを書き留めておき、オンライン講義に臨んでください。
樋口先生とオンライン対話形式でテーマに沿った講義を丁寧に行い、受講生とのディスカッションを通じて理解を深めます。予定が合わずに参加できない受講生は講義後にアーカイブ動画を見ることができます。
動画や音声などで樋口先生からのフィードバックを受けることができます。オンライン講義の内容を振り返り、知識として定着させます。
定員100名限定のクローズドなコミュニティ空間で高齢者医療に関わる講義を継続的に実施いたします。
参加者は月額費用をお支払いいただくことで月2回の動画 (事前講義動画・フィードバック動画) 視聴と月1回のオンライン講義にご参加いただけます。
講義のテーマは樋口先生と参加者で決めていくこともあります。
高齢者医療の体系的なお話や専門的なお話などここでしか聞くことのできない話もたくさんあります。
※フィードバック動画はゲストを迎えた対談企画に変更予定です。
老年医学とは?
老年医学の原則
2024年度改定版-5つのMを実践する
高齢者アセスメントの型
患者の情報を網羅的に収集する「しくみ」を作る
1つ目のM (認知・こころ)
「物忘れ」≠「認知症」って本当?!
軽度認知障害(MCI)と認知症ケアのコツ
2つ目のM (身体機能)
失禁、転倒の予防+α
多職種チームだからできる身体機能向上
3つ目のM (薬)
高齢者への使用を避けたい薬アップデート
4つ目のM (大切なこと)
胃ろう、延命治療、積極的治療の差し控えと中止-
「もやもや」とどう付き合う?
5つ目のM (複雑性・落としどころ)
多疾患併存状態-
マルモの複雑症例、落としどころの見つけ方
患者とのコミュニケーション
ACPはもう古い⁉
よりよい意思決定のためのコミュニケーションスキル
医療者間のコンフリクト
医療者間の意見の対立をよりよいゴールに導くコツ
せん妄と認知症のBPSD
5つのMを使って症状と原因に対応する
診療連携とケア移行
診療所・急性期病院・在宅診療-
スムーズな移行のためのセッティング別TO DO
終末期医療
疼痛、疼痛以外の症状、スピリチュアルペイン-
多職種だからできる全人的ケア
※予定しているディスカッションテーマは変更する可能性がございます。